Kamilabo.net

一橋大学 商学部 神岡ゼミのホームページ

神岡教授からの新3年生へ向けてのメッセージ

 以下、来年度神岡ゼミを希望している新3年生向けに、簡単な紹介を掲載しました。ただ、これだけの情報だとピンとこないかもしれないので、関心のある方は、これに加えて、このHPの他のページを閲覧するなり、オープンゼミに参加するなり、あるいは神岡ゼミ所属の先輩に問い合わせるなどして、情報を収集していただければ、と思います。


(来年度)ゼミで取り上げるテーマ

 ここ数年、以下の2つをゼミの基本テーマとしていますが、実際にはストライクゾーンはかなり広くなっています。


ITがどのような仕組みで企業の活動や社会の中で利用され、それがどのようにして実現されているか
マーケティングにITがどのように利用されているか

 毎年新しくゼミに入ってくる皆さんの関心などを取り入れることにしています。最近は神岡ゼミ希望者にマーケティングに関心がある人が多いので、ITとの関係にこだわらずにマーケティングやそれを含むビジネス全体に関する勉強をより多く取り入れる傾向があります。上記に関係なく個々のゼミ生が勉強したいテーマを尊重しており、3年生の後半からは、その勉強を神岡がサポートするという形が次第に増えていきます。従って、テーマではなく以下に書かれていることに興味がある人も、このゼミを選択肢にすることができると思います。
 
 またテーマが同じでもアプローチの仕方にこのゼミの特徴があるといいっていいかもしれません。このゼミの傾向としては教科書で勉強できる古典的なことよりも、今世の中で起こっていること、これから起ころうとしていることを対象に勉強することが多くなります(古典を学ぶ必要がないという意味ではありません。このゼミのフォーカスがそこにあるということです)。


ゼミで学んで欲しいこと、ゼミを通して成長してほしいこと

 上記の専門分野に関する勉強以外に、一般的には次の内容について是非、力をつけてもらいたいと思います。教科書で勉強できることは講義や自習できるはずなので、ゼミでは実際に、自分で考えて、実際に自分で実行し、経験を通して学んでいくことが、どんな分野でも皆さんが実社会で活躍する上で、重要だと思っています。そういったことが学べる場面をプロジェクトのような形で、提供します。

 こういった能力は、なかなか言葉で一般的に説明しにくいのですが、敢えて言えば次の 2 点です。今のゼミ生は、そういった力がついたという実感をもっていると思うので、具体的な話として聞いていただくのもいいかと思います。


問題解決能力

 最近の学生さんの傾向はゴールが明確に与えられていたり、短期で何かをこなすことは得意なのですが、逆にゴールに具体性がなく、長期で問題解決しなければならないことが苦手のように思います。どんな分野であっても、自分で問題を見つけ、企画し、それを自分で調べて、解決し、それを誰か相手に伝えることができることで、そういう人材になって欲しいと思っています。もちろん自分一人でできないことがあるので、それをチームの中でもできるようになって欲しいと思っています。要は、実社会で即通用するレベル以上の知識やスキル、問題解決能力を身につけてもらうことです。そういう指導を念頭においています。能力とやる気と責任がとれると判断した人は、積極的に神岡が学外で関わっている企業等とのプロジェクトに参加するチャンスを与えています。そういう観点から、ゼミでの基本的な教育方針は、何かを教えるということではなく、上記のことができるように、いろいろな勉強のチャンスと環境を与えることに重きを置いています。


コミュニケーション能力

 多くの問題解決(仕事)は、一人ではできないので、その過程で他の人とコミュニケーションしなければなりません。また自分がやりとげた仕事は、他の人に何らかの方法で伝えなければなりません。そのためにコミュニケーション能力が求められます。コミュニケーション能力としては、プレゼンテーションや、ディスカッション、ドキュメンテーションなどが含まれます。これらの能力は、上記の問題解決能力と深く関わり、実社会で非常に多く求められています。とにかく、ゼミの中では何かを学ぶ過程で、ゼミ生のプレゼンテーションとディスカッションが頻繁に行われます。多くの卒業生は、世の中で即通用するレベルに達しているのではないかと思います。これらのコミュニケーション能力のレベルアップのために、様々なフィードバックの仕組みが準備されています。また2007年度からは特定のテーマについてディベートの時間も積極的につくっています。


求める人物像、ゼミ生に求められる姿勢

 特に予備知識は求めません。やる気があり、手を抜かない人、時間や約束を守ることができる人はこのゼミにはいる最低限の資格を有します。また上記で述べたことに対してゼミの仲間といっしょにチャレンジしようという意志のある人がいいですね。

 ゼミでは楽しいことばかりではありませんが、このゼミの学生さんは、みんないっしょにがんばることを楽しんでいるように思いますし、それに充実感を感じているように思います。同じゼミの仲間は、一生の友人になる可能性のある人です。勉強だけでなく、課外活動も積極的に参加して、仲良くなってもらえればいいと思っています。総合的な人格形成の場となればいいと思っています。

©2008 Kamioka seminar